高齢者の転倒は骨折・寝たきりの大きな原因です。「まだ元気だから」と思っているときから予防を始めることが最も効果的です。 転倒リスクが高い場所と対策:①浴室・脱衣所(滑りやすい)→手すり設置・滑り止めマット・浴室椅子の導入。②階段(踏み外しリスク)→手すりの設置・夜間照明の充実。③玄関(段差)→段差解消スロープ・手すり設置。④寝室(夜間のトイレ移動)→ベッドサイドに手すり・足元灯の設置。 介護保険の「住宅改修費」制度:手すりの設置・段差の解消・床材の変更・扉の取り替え(引き戸への変更)・洋式便器への取り替えなどが対象で、要介護認定を受けた方が居宅で生活する場合に、上限20万円の7〜9割が支給されます(1回を除いて何度でも申請可)。工事前に申請が必要なため、ケアマネジャーを通じて事前申請しましょう。 転倒予防グッズとして、介護保険でレンタルできる「歩行器・歩行車・杖」があります。購入よりレンタルがおすすめです(要介護度の変化に合わせて変更できる)。靴は「KIZIK」のようにかがまずに履ける設計のものが、転倒リスクを低減します。 「まだ必要ない」と感じているときに手すりをつけておくことが、いざというときの安全につながります。転倒後に住宅改修することになると、本人が弱っている状態での工事になり、費用・期間ともに負担が増します。