介護の記録、つけていますか?「そんな余裕はない」と思うかもしれませんが、簡単な記録があるだけで、介護はぐっと楽になります。 メリットは大きく三つ。第一に、医師やケアマネジャーへの説明が正確になります。「最近食欲がない」より「今週は夕食を半分残す日が4日あった」のほうが、適切な対応につながります。第二に、要介護認定の調査時に日頃の状態を伝える資料になります。第三に、家族間の情報共有と、自分自身の頑張りの見える化になり、心の支えにもなります。 書き方は簡単でかまいません。日付と、食事・排泄・睡眠・気になったことを一行ずつ。ノートでも、スマホのメモでも、カレンダーへの走り書きでもOKです。続けるコツは「完璧を目指さない」こと。書けない日があっても気にしない。変化があった日だけ書く方式でも十分役立ちます。 特に記録しておきたいのは、転倒・発熱などの出来事、薬の変更、食事量の変化、夜間の様子、本人が言った気になる言葉。日時とセットで残しておくと、後から振り返ったときに状態の変化が見えてきます。 記録は、介護者自身を守る記録でもあります。「これだけやっている」という事実は、兄弟や周囲と分担を話し合うときの材料にもなります。今日から一行、始めてみませんか。